シニアの美容と健康

シニア 便秘の原因と便秘解消法3ヶ条

便秘は若い女性だけでなく、60歳以上のシニア年代男女にも多い症状です。
トイレに行った後もすっきりしない、便がたまっておなかが痛くなる……、そんな症状に悩んでいるシニアが多いのです。
「たかが便秘」と放置していると生活の質を落とすだけでなく、実は身体的にも精神的にも様々な悪影響がある上、命の危険につながることもあるので注意が必要です。
シニア・高齢者の便秘について、原因と解消法をお伝えします。

もくじ

便秘の悩みは60代以上で激増する

便秘は若い女性に多いというイメージがあります。
便秘は50代までは女性に多いのですが、60歳を超えると男女ともに便秘に悩む人が増えて70代には便秘に悩む人の割合は男性と女性の差が無くなるといいます。
男性で便秘に悩む人の数が急激に増えて、増加中である女性の比率に、ついには追いついてしまうのです。
介護が必要になったことをきっかけに便秘になる方も多くいて、80歳以上では10人に1人以上に便秘の症状があります。今後、高齢化とともに便秘で悩む患者さんは増えることとなります。

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シニアの便秘解消法

シニアの便秘解消法として、次の3つが挙げられます。
1.食生活の見直し
2.適度な運動をすること
3.便意が無くてもトイレに行く習慣をつけること   です。

便秘解消法1)食生活の見直し

シニア年代では、食生活の乱れが便秘の原因となります。
◆水分をしっかりと補給することが大事です。
喉が渇いたと感じなくても、こまめな水分補給を心がけましょう。
◆食事は毎日3食 規則正しくとりましょう。
特に食物繊維を多く含む食品と、発酵食品を積極的に採ると良いと言われています。
食物繊維は、成人男性で1日20g以上、成人女性で1日18g以上の摂取が推奨されています。

便秘解消法2)適度な運動をする

ウォーキングやラジオ体操、ストレッチ体操など、ご自分に合う物を見つけて毎日続けることが良いです。
無理に運動をする必要は無く、炊事や洗濯などの家事をこなして、散歩や買い物のために外出するなど日常的な活動を積極的に行うだけでも充分な効果があります。

便秘解消法3)便意が無くてもトイレに行く習慣

食事と同じように、毎日規則正しく排便することが理想です。
加齢とともに食事量が減少し、便の量も減ってしまうため、排便の回数も少なくなります。そうなると便意自体を感じにくくなることがあります。
そこで便意が無くても、決まった時間帯になったらトイレに入る習慣をつけましょう。トイレに入ると反射的に便意を催すように、体に覚えさせるのです。
直腸の感覚も弱くなって、便が下へ降りてきているに便意を感じにくくなっている場合があり、慣れるまではウォシュレットで刺激して出す人もいるそうです。トイレを我慢しすぎないことも大切ですね。

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便秘とはどのような状態?排便回数で決められる?

便秘とは「体外に排出するべき大便を十分量・快適に排出できない状態」を言います。
便秘には、大きく分けて次のような2つのタイプがあります。
1)排便の回数や量が少ないため、便が腸の中に滞ってしまうタイプ。
2)量や回数は問題ないが、便が快適に排出できず、残便感があるタイプ。
便が毎日出ているとしても、硬いと力んでもすっきり出せないことがあります。
出すときに不快感があったり、出した後に残便感があったりする場合も、実は「便秘」なのです。
思い当たる方は「たかが便秘」と簡単に考えていませんか?
便秘は大腸がんなどの重い病気が原因になっていることもあるため、病院で正しい診断を受けることが非常に大切です。

便秘になる原因 シニア・高齢者の場合

便秘で悩む人の数は、年をとるほど増えていきます。
シニアや高齢者が便秘になる原因は大きく分けて3つ。
・体の衰え、
・食事量の減少、
・薬の副作用   です。

体の衰え

歳を重ねると筋力の衰えは避けられません。
排便の際に、いきむための腹筋が衰えて、その力が低下してしまうのです。
上手くいきむことができず排便に時間がかかってしまうと、腸が便の水分を吸収して硬くなり、さらに排便がむずかしくなってしまいます。
また、自立神経も年齢とともに衰えて、大腸のぜん動運動が弱まって便を送り出しにくくなる、また、直腸の感覚も弱くなり、便が下へ降りてきているに便意を感じにくくなっている、などが挙げられます。

食事量の減少

食事量の減少も便秘の原因となります。
シニア年代や高齢者は、食欲が減退して食事量も減ってしまいます。
食事量が減ると便の量も減って、排便の習慣が乱れ。便秘の原因となるのです。
食事量が減って、接種カロリーが低下すると、ますます体を動かさなくなり、よってさらに筋力も衰えるという悪循環となります。

薬の副作用

シニアや高齢者の便秘は、薬の副作用が原因の場合があります。
特に、咳止め薬、坑うつ薬、抗生物質、高血圧の薬などは便秘を起こしやすいとされています。
これらの薬を使用して便秘になった場合には、自己の判断で薬の使用を中止したり、あるいは便秘薬などを使用したりせず、必ず主治医に相談をして、適切な処置をしましょう。

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大便の理想の柔らかさと形とは?

便はどのような柔らかさと形が望ましいのでしょうか?
生活習慣の改善やサプリメントの上手な組み合わせで便秘をコントロールすれば、理想の便の硬さを保つことができ、すっきりとした排便が可能になります。

理想の柔らかさと形

便は、熟したバナナくらいの軟らかさと形になることがベストといわれます。
トイレに行くとだいたい数十秒以内に排便でき、すっきりと全て出し切ることができるのが理想です。

便が硬くなると

便が硬くなると、便がひび割れて腸内に残るため強い残便感が残ります。
肛門は鼻や口と同じくらい繊細な感覚臓器と言われます。
そこに便の一部が残るのですから大きな不快感があるのです。

便が柔らかすぎると

便が水のような状態になると、排便時には下に出るのと同時に上にも逆流して残ってしまいます。
下痢のときに何度もトイレに行くのは、水状の便は一気に出すことができないためなのです。

我慢せずにトイレに行く

生活習慣の改善、薬による治療に加えて、便秘患者に重要なのは「我慢せずにトイレに行く」ということです。
女性や子どもはトイレに行くことを我慢することが多く、その状態に慣れてしまうと便意そのものが感じられなくなってしまいます。
便意を感じられなくなると、便が肛門あたりまできていても便が出せず、ウォシュレットで刺激して出す人もいるそうです。トイレを我慢しすぎないことも大切ですね。

トイレで便が出やすくなる姿勢

トイレに行ったら、前かがみの姿勢をとると便が出やすくなります。
座って前傾姿勢をとると、直腸から肛門までがまっすぐになるため、おなかにも圧がかかりやすくなるためです。
便秘は、生活の質を大きく左右するだけでなく、命にも関わる病気です。
適切な予防を行ない、治療を受けることが大切です。
すっきりした排便で快適な生活を手に入れましょう。

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